
検索でタイガーバームなぜ中止にたどり着いた方、多いんじゃないでしょうか。昔からあるけど最近見かけない気もするし、赤白違いって何がどう違うのかも気になるんですよね。
この記事では、赤と白それぞれの効能や肩こりへの効果、頭痛や鼻づまりにどう使われているかをわかりやすく整理しつつ、販売店やドラッグストアでの入手性までまとめます。
噂に振り回されず、いま必要な情報だけサクッと確認できる内容にしているので、最後まで読めばモヤモヤがスッと晴れるはずです
- 販売中止と言われる理由と現在の状況を理解できる
- 赤白違いと効能の使い分けを具体的に把握できる
- 肩こりや頭痛、鼻づまりへの実用的な活用法を学べる
- 販売店やドラッグストアでの入手方法と注意点がわかる
タイガーバームなぜ中止の理由と背景


- 赤白違いとそれぞれの特徴
- 赤の効能と使いどころ
- 白の効能と使いどころ
- 肩こりに対する効果
- 頭痛に使われるケース
赤白違いとそれぞれの特徴


赤と白は色違いではなく、体感や狙いどころが違います。日本の店頭では白の取り扱いが相対的に多い一方、赤は海外流通が中心という声が目立ちます。まずは選び方の全体像を整理しておくと迷いにくいです。
種類 | 主な配合成分 | 体感・香調の傾向 | 主な用途 | 日本での入手性 |
---|---|---|---|---|
赤(Tiger Balm Red) | カンフル、メントール、カユプテ油、ミント油(脱メントール)、チョウジ油、シナモン(カッシア)油 | 温感寄り・甘辛いスパイス調の香り | こわばり部位の温感ケア、筋肉・関節の違和感の一時的緩和 | 海外流通が中心。国内は並行輸入が多く店頭在庫は不安定 |
白(Tiger Balm White/日本国内品) | d-カンフル24.9g、ハッカ油15.9g、ユーカリ油12.9g、l-メントール8.0g、チョウジ油1.5g(いずれも100g中) | 冷感寄り・メンソール系の清涼感 | 肩のこり、腰痛、筋肉痛・筋肉疲労、打撲、捻挫、神経痛、関節痛などの日常ケア | 第3類医薬品として国内販売(19.4g/30g)。多くのドラッグストア・ECで入手可 |
配合面では、製品群の共通有効成分としてカンフルとメントールが挙げられ、外用鎮痛消炎薬としてのカウンターイリタント(皮膚に温冷様刺激を与えて感覚的に痛みを和らげる成分)に位置づけられています(出典:FDA OTCモノグラフ 21 CFR Part 348 FDA最終行政命令 M017 )
また、公式情報ではカンフルやメントールのほか、ユーカリ油やクローブ油などの精油系成分が香調と体感に関与すると説明されています(出典:Tiger Balm Products Overview https://www.tigerbalm.com/us/products-overview/)。
日本国内での扱いに関しては、一般用医薬品の第3類として再販売が告知され、容量や効能の枠組みが示されています(出典:シミックCMO 2019年5月20日プレスリリースPDF https://www.cmicgroup.com/files/user/NewsRelease/Japanese/20190520.pdf、PMDA 添付文書情報検索「タイガーバーム」
以上を踏まえると、温めてほぐしたいなら赤、スッとさせたいなら白という切り分けが実用的です。香りの強さや場面(勤務中や通勤中など)も合わせて考えると選択ミスが減ります。
(安全面の補足)精油由来成分は人によって刺激になる場合があります。皮膚刺激やアレルギーの可能性は国内外の公的情報でも言及があり、特に乳幼児の顔面周辺への使用は避けるといった注意が紹介されています
タイガーバームは外用鎮痛消炎薬の一種として承認されています。どのような基準で製造販売が認められているかは、厚生労働省が公表している承認基準文書で確認できます。より専門的な背景を知りたい場合は、こちらをご参照ください。 厚生労働省「外用鎮痛消炎薬製造販売承認基準(PDF)」
赤の効能と使いどころ


温感よりの使い心地が語られる赤は、こわばりやすい肩・腰・背中などをじんわりケアしたい場面で選ばれがちです。外用鎮痛消炎薬は、皮膚表面で温冷様刺激を与えることで痛みの知覚を紛らわせる働きがあるとされています(出典:21 CFR Part 348 https://www.ecfr.gov/current/title-21/chapter-I/subchapter-D/part-348)。温感タイプは「血行を促すイメージで使いたい」というニーズと相性がよく、寒い季節や入浴後のルーティンに組み込みやすいのが魅力です。
使い方の基本は少量から。香りの主張が比較的強めとされるため、就寝前や外出直前は米粒〜小豆大から始め、広げすぎないのが扱いやすいです。塗布後は数分おいて体感の立ち上がりを確認し、必要なら少しずつ追加します。目や粘膜、傷口などは避けるという一般的な注意は、国内の添付文書情報でも共通して示されています
併せて、赤を選ぶときのチェックポイントは次の通りです。
・冷えやすい、こわばりが気になる部位を狙う
・入浴後や就寝前など体が温まりやすい時間帯に使う
・香りが強い場所では量を最小限にする
これらを守ると、体感のムラや周囲への配慮不足を避けやすくなります。なお、日本での販売区分や容量、効能枠は再販売告知資料で確認できます
主な配合成分(海外Red公式例) | 主な効能表示(海外) | 向くシーン | 推奨タイミング | 注意点 |
---|---|---|---|---|
カンフル 11%、メントール 10%(有効成分) カユプテ油、カッシア油(シナモン油)、チョウジ油、脱メントールミント油、硬パラフィン、白色ワセリン(添加物) | 筋肉・関節の軽度の痛みの一時的緩和(腰痛、肩・首のこわばり、筋肉痛、捻挫、打撲、関節炎など) | ・冷えでこわばりやすい肩・腰・背中のケア ・運動後の筋肉の張りが気になるとき ・ひざ・肘など関節周辺の違和感の緩和補助 ・入浴後に「温めてほぐす」感覚を狙いたい場面 | ・入浴後〜就寝前にごく少量から開始 ・ストレッチ前後に薄く塗って体感を確認 ・日中は香りが強くなりやすいので微量で様子見 | ・目・口・鼻など粘膜、傷・湿疹部位は避ける ・発赤・かゆみ等が出たら使用中止し相談 ・乳幼児の顔面周辺への使用は避ける ・温感パッドや湯たんぽ等の熱源と併用しない ・日本国内では赤は並行輸入品が中心のため表示(用法・成分)を個別に確認 |
白の効能と使いどころ


白は清涼感を得やすく、日中でも扱いやすいのが強みです。メントールなどの冷感成分は、皮膚の冷感受容体を刺激してスッとした体感をもたらすと説明されています。
作業の合間の気分転換や、べたつきを避けたい場面に向き、香りの拡散が気になる場合はごく少量を薄くのばすのが無難です。
実用のコツは、塗布部位を広く取りすぎないこと。肩や首筋など、清涼感を感じ取りやすいポイントに限定すると過度な香り立ちを抑えられます。国内の一般用医薬品としての位置づけや用法用量は、再販売時の一次情報で確認可能です
安全面では、精油系成分に敏感な人はパッチ的に少量テストしてから本使用に移行すると安心です。精油に関する一般的な皮膚刺激の注意は公的情報にも記載があり、顔面や粘膜周辺を避ける、違和感があれば中止する、といった基本動作が推奨されています(出典:厚生労働省eJIM ペパーミントオイル解説
主な配合成分(日本国内品) | 体感・香調の傾向 | 主な用途(効能表示) | 向くシーン | 注意点・使い方のコツ |
---|---|---|---|---|
d-カンフル 24.9g、ハッカ油 15.9g、ユーカリ油 12.9g、l-メントール 8.0g、チョウジ油 1.5g(各100g中) ※日本国内で販売される白(第3類医薬品)の代表的配合例 | 冷感寄りの清涼感が強い/メンソール系のすっきりした香り/ベタつきが少なく日中でも扱いやすい | 肩こり、腰痛、筋肉痛、筋肉疲労、打撲、捻挫、神経痛、関節痛などの一時的緩和 | 作業や勉強の合間のリフレッシュ/ストレッチ前後のケア/通勤・運転の休憩時にごく少量/夏場のさっぱりケア | 目・口・鼻など粘膜、傷・湿疹部位は避ける/少量から開始して香りの広がりと刺激を確認/乳幼児の顔面周辺は使用を避ける/ 強い刺激・発赤・かゆみが出たら中止し相談/衣類に直接付けず、就寝前や公共の場では量を最小限に |
肩こりに対する効果


肩こりは、長時間のデスクワークや姿勢の偏りなどで筋肉がこわばり、血流が滞りやすい状態を指す日常的な症状です。一般的にマッサージやストレッチが推奨されますが、セルフケアとして外用鎮痛消炎薬の利用も選択肢に入ります。タイガーバームもその一つで、配合されているカンフルやメントールなどが皮膚に温冷様刺激を与えることで、感覚的なリフレッシュや気分転換をもたらすとされています。
使い方の流れは非常にシンプルです。手に米粒〜小豆程度を取り、肩から首筋にかけて円を描くようにやさしくなじませます。塗布後は数分かけて清涼感や温感が立ち上がり、体感の変化を確認できます。塗りすぎると香りが強く広がりすぎたり、皮膚刺激が出やすくなるため、初回は必ず少量から試すのが安全です。
さらに、ケアのタイミングとしては以下が勧められます。
・入浴後、血流が良くなっているときに使用すると体感が分かりやすい
・軽いストレッチや肩回しの前後に取り入れると筋肉がほぐれやすい
・長時間の作業や運転の合間に少量を塗ってリフレッシュする
これらの点を踏まえると、肩こりケアでの合言葉は「少量・広く・やさしく」。過度に塗り込むよりも、広範囲に薄く伸ばす方が快適に使えます。なお、症状が強く長引く場合やしびれを伴うときは、医療機関を受診することが推奨されます。
主な関連成分(日本国内品の例) | 使用目的(肩こりへのねらい) | 使い方(部位・量・方法) | タイミング | 注意点 |
---|---|---|---|---|
d-カンフル、l-メントール、ハッカ油、ユーカリ油、チョウジ油 (第3類医薬品:タイガーバーム〈白〉の代表的配合として周知) | 皮膚に温冷様刺激(カウンターイリタント)を与え、肩周辺のこわばりやだるさの体感を一時的にやわらげることを目的とする | 肩上部・僧帽筋~首筋外側に米粒~小豆大から少量を指先で薄くのばす 円を描くようにやさしく塗布し、広範囲に塗りすぎない | 入浴後(体が温まっている時)/軽いストレッチの前後/長時間デスクワーク・運転の合間のリフレッシュ時 | 目・口・鼻など粘膜、傷・湿疹部位は避ける/初回は少量で肌刺激と香りの広がりを確認/発赤・かゆみ等が出たら中止し相談/ 乳幼児の顔面周辺は使用を避ける/就寝前や公共の場では最小量で配慮する |
頭痛に使われるケース


頭痛には緊張型頭痛や片頭痛など複数のタイプがあり、適切な対応が必要になります。セルフケアとして、メントールなどの清涼感成分をこめかみや首筋に感じることで一時的に気分をリフレッシュする方法が知られています。実際、外用鎮痛消炎薬は「痛みの知覚を和らげる補助的ケア」として利用されるケースが多いとされています。
ただし、注意すべき点があります。
・公式情報では、目や鼻の粘膜、傷口などには塗布しないよう注意が促されています。
・強い痛みや発熱を伴う頭痛、長期間続く症状は自己判断せず医療機関での診察が必要とされています
・こめかみに塗る際はごく少量にとどめ、目に入らない位置を選ぶことが推奨されます
したがって、頭痛に用いる場合は「ごく少量を安全な部位に」というルールを守ることが前提です。あくまで補助的なリフレッシュ用途と理解して使うのが望ましいでしょう。
位置づけ(用途) | 推奨塗布部位・量 | 使い方とタイミング | 注意点(避ける部位等) | 受診の目安 |
---|---|---|---|---|
清涼感や香りによる気分のリフレッシュを目的とした補助的ケアとされています(医療的治療の代替ではない) | こめかみの外側(髪の生え際の少し後方)、首筋の側面、後頭部付け根(うなじ周辺)にごく少量 量は米粒大を指先に取り、左右で分けて点置き→薄く伸ばす | 作業の合間や休憩時、入浴後など体調を観察しやすいタイミングで使用 初回は1カ所のみで体感を確認し、必要に応じて最小限で追加 | 目・鼻・口などの粘膜、まぶた・目の周囲、傷・湿疹部位は避ける 乳幼児の顔面周辺は使用を避ける/強い刺激・発赤・かゆみが出たら中止 温感・冷感パッチ等との重ね使いは避ける/香りに配慮が必要な場面は極少量 | 突然の激しい頭痛、神経症状(ろれつが回らない・片側のしびれ・視覚異常)を伴う場合 39℃以上の発熱やうなじの強いこわばり、外傷後の頭痛、数日持続・増悪する頭痛 吐き気・嘔吐を繰り返す、妊娠中で新規に発症した頭痛などは医療機関へ相談 |
タイガーバームなぜ中止と購入情報まとめ


- 鼻づまりへの効果
- 販売店での入手方法
- ドラッグストアでの取り扱い
- 効能と使用時の注意点
鼻づまりへの効果


鼻づまりのときに清涼感のある香りを吸い込むと、息が通りやすく感じられるという体験談はよく見られます。これはメントールやユーカリ油などがもたらす香気成分による感覚的なリフレッシュ作用とされています(出典:米国国立医学図書館PubChem「Menthol」)。
一方で、公式サイトでは鼻の中や粘膜に直接塗ることは避けるよう明記されています。実際の使用法としては、以下のような方法が紹介されています。
・胸元や首元にごく少量を塗布して香りを感じる
・マスクの外側の下部に少量をつけ、呼吸とともに香りを取り入れる
・寝室で枕元に置くなど、直接塗らない工夫をする
衣類に塗布するとシミの原因になる可能性があるため、肌側に少量を薄く伸ばして香りの広がりを確認するのが安全です。鼻づまりへの利用はあくまで香りによる感覚的なサポートであり、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など医療的なケアが必要なケースでは専門医の診断が欠かせません。
以上から、鼻づまりに関しては「香りを感じる距離で少量」が基本キーワードといえます。
製品・区分 | 鼻づまりに関する使い方 | 避ける部位・対象 | 使用回数・年齢目安 | 注意・受診の目安 |
---|---|---|---|---|
タイガーバーム 白(日本国内販売・第3類医薬品) | 公式効能は肩のこり、腰痛、筋肉痛などで鼻づまりの効能記載はなし。 清涼感を感じたい場合は胸元・首元にごく少量を薄く塗布し体感を確認(直接鼻孔へは塗布しない) | 目・鼻・口など粘膜/傷・湿疹部位/乳幼児の顔面周辺は避ける | 1日数回、適量を患部へ塗布。 皮膚の弱い人は腕内側で少量を塗り半日以上のパッチテスト後に使用 | 強い刺激・発赤・かゆみ等が出たら中止し相談。 長引く鼻症状や発熱・副鼻腔痛などを伴う場合は医療機関へ |
Tiger Balm White Ointment(海外版・例:AU) | 一時的な鼻づまりの緩和目的に、胸または喉へ厚めに塗布する方法が案内されている(製品ラベルに従う) | 目・鼻・口など粘膜および鼻孔内/傷・炎症部位は避ける。 乳幼児の顔面周辺への使用は避ける | 成人および2歳以上の子ども向けの記載例あり(国・製品で異なるため該当ラベルに従う) | 症状が持続・悪化する、呼吸が苦しい、発熱や強い副鼻腔痛を伴う場合は受診。 使用後は手洗いを徹底 |
販売店での入手方法


タイガーバームの入手経路は、大きく分けると実店舗とオンラインストアの2種類があります。それぞれの特徴を理解しておくと、効率的に探せます。
まず、販売店として量販店や一部の家電量販店の医薬品売り場では、実物を手に取って確認できるメリットがあります。ただし、在庫状況は地域や店舗によって差が大きく、赤が見つかりにくいこともあります。
次に、ドラッグストアは全国展開しているチェーンが多く便利ですが、全店舗で必ず取り扱っているわけではありません。チェーンの公式サイトで確認できない場合も多いため、実際に行く前に電話で在庫を問い合わせておくと安心です。
最後に、オンラインストアは種類やサイズを比較しやすく、在庫が安定している傾向があります。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでは並行輸入品を含め多様なバリエーションが選べ、レビュー数も多いため選びやすいのが特徴です。
以下の表にまとめると、入手先ごとの傾向が分かりやすくなります。
入手先(名称) | 取扱い状況の目安 | 在庫確認・購入のコツ | 一般的な規格(国内) | 備考 |
---|---|---|---|---|
Amazon | 取り扱い安定。正規流通品(白)が中心 | 出品者の評価を確認。サイズと価格を比較しやすい | 19.4g/30g(第3類医薬品・白) | 赤は並行輸入品の扱いが多く、表示・成分は個別確認 |
楽天市場 | 取扱店舗が多数。価格と送料に差 | ショップの医薬品販売許可表示と返品条件を確認 | 19.4g/30g(白) | 赤(海外版)はショップごとにラベル・成分が異なる場合あり |
Yahoo!ショッピング | 出店者多く在庫は比較的安定 | ポイント還元や配送日数を比較して選択 | 19.4g/30g(白) | 医薬品区分と使用上の注意を商品ページで必ず確認 |
ドン・キホーテ | 店舗により扱い有無が分かれる | 来店前に電話で在庫確認。取り寄せ可否を問い合わせ | 店頭は白中心。赤は海外コーナーで不定期 | 入荷が不定期。店舗裁量で棚替えにより見当たらないことあり |
ウエルシア薬局 | 一部店舗で取扱い。地域差あり | 最寄り数店舗に在庫照会。店舗間取り寄せの可否確認 | 19.4g/30g(白) | 赤は基本的に店頭常備なし。並行輸入取扱い店舗は限定的 |
ココカラファイン(店舗/オンライン) | オンラインに在庫が出ることあり。店舗は限定 | オンライン在庫と価格を確認しつつ店舗受取可否を確認 | 19.4g(白)を中心に扱い | 店舗によって入荷頻度が異なるため事前確認推奨 |
家電量販店の医薬品売り場(例:一部ヨドバシカメラ) | 医薬品取扱店舗に限り棚にある場合 | 店舗検索で医薬品取扱を確認し、電話で在庫問い合わせ | 19.4g/30g(白) | 赤は基本的に取り扱い対象外。在庫は流動的 |
確実に入手したい場合はオンライン、今すぐ必要な場合は近隣店舗に電話で確認する、という使い分けが現実的です。
ドラッグストアでの取り扱い


ドラッグストアは多くの人が真っ先に探す場所ですが、実際には取り扱いにばらつきがあります。大手チェーンであっても、店舗の裁量や地域の需要によって入荷状況が変わるため、同じ系列でも片方の店舗にはあるのに、もう片方では全く見かけないということが起こり得ます。
特に白タイプは国内販売が安定しており、定番サイズが棚に並んでいる可能性が高いといわれています。一方、赤タイプは並行輸入品扱いとなることが多く、常時在庫される店舗は限られます。そのため、赤を探す場合は量販店やオンラインの利用が効率的です。
ドラッグストアで探すコツは次の通りです。
・来店前に電話で「白」「赤」の取り扱い状況を聞く
・取り寄せ可能かどうかを確認する
・同じチェーンでも別店舗を試してみる
つまり、ドラッグストアは「白をすぐに入手する場所」として期待でき、赤はオンラインや量販店の併用が現実的な選択肢となります。
チェーン名 | 取扱い傾向 | 主な取り扱い規格 | 在庫確認・取り寄せ | 備考(赤の有無・注意点) |
---|---|---|---|---|
ウエルシア薬局 | 一部店舗で取り扱いあり(店舗・地域差が大きい) | 白:19.4g/30g(第3類医薬品) | 来店前の電話確認推奨/店舗間取り寄せは要相談 | 赤(海外版)は原則店頭常備なし。入荷は不定期 |
マツモトキヨシ | 店舗によって有無が分かれる(一部のみ) | 白:19.4g/30g(第3類医薬品) | 在庫・取り寄せ可否は各店舗で異なるため要確認 | 赤は基本取扱対象外。海外店舗では事情が異なる場合あり |
ココカラファイン(店舗/オンライン) | オンライン在庫が出ることあり/店舗は限定的 | 白:主に19.4g(第3類医薬品) | オンライン在庫→店舗受取の可否を要確認 | 店舗の医薬品販売時間や薬剤師不在時は購入不可の場合あり |
ツルハドラッグ | 過去取扱い例あり。現在は店舗裁量でばらつき | 白:19.4g/30g(第3類医薬品) | 最寄り複数店舗へ在庫照会・取り寄せ可否を確認 | 赤は基本的に店頭常備なし。地域により在庫希少 |
サンドラッグ | 一部店舗で取り扱い。常時在庫は期待しにくい | 白:19.4g(第3類医薬品)を中心 | 事前電話で在庫確認/入荷時期は不定期 | 赤は並行輸入の限定取扱いに留まることが多い |
スギ薬局 | 取扱いがない店舗が多いとの情報あり | (店舗により)白:19.4g(第3類医薬品) | 取り寄せ可否は店舗判断。要問い合わせ | 赤は基本取扱いなし。代替外用剤の提案を受ける場合あり |
クリエイトSD | 一部店舗のみ。地域・棚割で差が大きい | 白:19.4g(第3類医薬品) | 店頭確認が確実。取り寄せは店舗裁量 | 赤は基本的に対象外。EC連携の在庫確認が有効 |
効能と使用時の注意点


タイガーバームの効能は肩こりや腰痛などの日常的な不快感に用いられることが多いですが、使う際には注意すべき点も明確にされています。
タイガーバームの効能や使用上の注意点については、医薬品としての公式情報が最も信頼できます。添付文書の内容を直接確認したい方は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の公開データをご覧ください。 PMDA「タイガーバーム 添付文書情報検索」
使用の基本
・必ず少量から使い始め、肌の反応や香りの広がりを確認する
・広範囲に塗りすぎず、必要な部位に限定する
・目や粘膜、傷口、湿疹のある部位には塗らない
・子どもや高齢者には少量を慎重に使用する
これらは添付文書にも明記されており、安全に使うための大切な指針です。万が一、赤みやかゆみ、強い刺激を感じた場合は直ちに使用をやめ、必要に応じて医師や薬剤師に相談することが望ましいとされています
主な成分と体感
代表的な成分と体感の目安を整理すると次のようになります。
成分名 | 体感・役割の目安 |
---|---|
d-カンフル | 清涼感やすっきり感に関与するとされる |
l-メントール | ひんやり感に関与するとされる |
ハッカ油・ユーカリ油 | 爽やかな香りづけに関与するとされる |
チョウジ油 | 香りに奥行きを持たせるとされる |
これらは香りや感覚を通してリフレッシュを促すもので、体調改善そのものを保証するものではありません。初めて使用する場合は、夜や休日前など試しやすい時間帯に少量から始めると安心です。
以上を踏まえると、効能を最大限活かすポイントは「量を控えめに」「部位を選ぶ」「肌の反応を観察する」という基本を守ることにあります。
区分・製品例 | 効能(表示例) | 主な配合成分と役割 | 用法用量の目安 | 使用時の注意点 |
---|---|---|---|---|
日本国内品(第3類医薬品) タイガーバーム 白 19.4g/30g | 肩のこり、腰痛、筋肉痛、筋肉疲労、打撲、捻挫、神経痛、関節痛の緩和 | d-カンフル、l-メントール、ハッカ油、ユーカリ油、チョウジ油(清涼感・香調に関与) | 適量を患部に1日数回塗布/初回は米粒〜小豆大で少量から開始/広げすぎず薄くのばす | 目・口・鼻など粘膜や傷・湿疹部位は避ける/乳幼児の顔面周辺は使用を避ける/ 強い刺激・発赤・かゆみが出たら中止し医師・薬剤師に相談/外用のみ・内服不可 |
海外版(例:Tiger Balm Red/White) ※並行輸入は表示・濃度が国別で異なる | 一時的な筋肉・関節の痛みの緩和(腰・肩・首・関節など)※各国ラベルに従う | カンフル、メントール、カユプテ油、カッシア(シナモン)油、チョウジ油、ミント油 等 | ラベルの用法に従い少量を患部へ/就寝前・入浴後・ストレッチ前後など体感を確認しやすい時間帯に | 温感・冷感パッドやカイロ等との併用は避ける/香りが強いため公共の場では最小量/ 妊娠・授乳中、アレルギー体質は事前に医師・薬剤師へ相談 |
共通の保管・取扱い | ― | ― | 使用後はキャップを密栓/直射日光・高温多湿を避ける/子どもの手の届かない所に保管 | 服や寝具に直接付けない(シミ・におい残りの回避)/使用後は手洗いを行い目に触れない |
まとめ|タイガーバームなぜ中止の真相と現状
記事をまとめます。
- ・2015年に販売代理店の龍角散が契約終了し国内販売が一時中止された
- ・2019年にシミックCMOやCOM株式会社が承継し販売が再開された
- ・コロナ禍では生産や物流が停滞し一時的に供給が不安定になった
- ・販売停止の噂は過去の中断や供給不足が誤解の原因となって広まった
- ・現在は日本国内でも白タイプを中心に販売が継続されている
- ・赤タイプは主に海外品の流通に依存し国内では入手が難しい場合がある
- ・赤は温感寄りでこわばり部位のケアに向くとされている
- ・白は冷感寄りでリフレッシュや日中の使用に適している
- ・肩こりケアでは少量を広くやさしく塗布する方法が推奨されている
- ・頭痛に使う場合はこめかみや首筋にごく少量を塗布し注意が必要とされる
- ・鼻づまり対策では胸元やマスク外側に塗って香りを感じる方法が紹介されている
- ・販売店では店舗ごとに取り扱いが異なるため事前確認が有効である
- ・ドラッグストアでは白の取り扱いが多く赤は在庫が不安定とされている
- ・オンラインストアは種類やサイズが豊富で在庫も安定している
- ・使用時は目や粘膜などを避けて少量から始めることが基本とされている